婚活の流儀<あいこ(31歳、講師)の場合>
日曜日の夕方にあいこ(31歳、講師)と会うことになった。
待ち合わせ場所に向かおうと歩いていると、
彼女の名前を忘れていることが発覚。
思い出そうと思っても思い出せない。
自分にとってはそれぐらいの存在だったのかもしれない。
意外と相手の名前を知らずに会話するのは難しい。
どのようにして彼女と会うのか悩んでいると、
自分から名乗ってごまかすことにした。
待ち合わせ場所に到着すると彼女はいない。
待ち合わせ時間ちょうどになると
それらしき人を見つけたが声をかけず。
相手から連絡を待てば、
名前がわかるかもしれないと思っていた。
しかし、彼女から連絡はこない。
しびれをきらして自分から声をかけることに。
「かつみです」
自分から名乗れば、相手も名乗るだろうと思った
「あいこです」
案の定、向こうも名乗ってくれた。
来る途中いろいろ名前を思い出そうとしたが、全く別の名前だった。
相手の名前を間違えるところだった。
人は自分の名前を大切にしていて、
反対に名前を呼ばれるとうれしいものだ。
自己啓発本として大ベストセラーとなった
デール・カーネギーの「人を動かす」には
「人に好かれる六原則」というものがある。
その1つに「名前が言葉で一番心地よく重要」というものがある。
1.心から関心を寄せる(Become genuinely interested in other people.)
2.笑顔(Smile.)
3.名前が言葉で一番心地よく重要(Remember that a person’s name is, to that person, the sweetest and most important sound in any language.)
4.良い聞き手になる。相手が自分のことを話すように促す(Be a good listener. Encourage others to talk about themselves.)
5.相手の興味があることについて話す(Talk in terms of the other person’s interest.)
6.相手が自分のことを重要だと思えるようにする(Make the other person feel important – and do it sincerely.)
ちなみに今回彼女が私の名前を呼んだ回数はたった1回だった。
最初から決めていたカフェに入ろうとすると、満席で順番待ち。
順番待ちリストに名前を書きたくないので違う店に行くことに。
しかし、そのお店も満席だった。
日曜日の夕方はどこも混んでいる。
仕方がないので少し歩いて別の店へ。
ようやくちょうど2席だけ空いているカフェを見つけた。
お肉料理をメインとしたバルのようなお店。
店員さんに席へ案内され、正面同士で座ることに。
改めて彼女の顔を見ると写真と違っていた。
最近、このパターンが多い。
今回は写真の方がよかったパターン。
プロフィール写真は赤ちゃんと一緒に写っていて
赤ちゃんの顔は★マークで隠されていた。
よくプロフィールで子どもと写っている写真を掲載し、
「自分の子供ではありません」とフォローしている女性がいるが、
誤解を招くなら最初から掲載しない方がいいと思う。
そして、彼女の仕事、家族などいろいろ聞き、
会話のやりとりはスムーズだったけどあまり楽しくなかった。
すでに彼女と会うまでもいろいろあった。
待ち合わせ場所を決める時のこと。
あまり興味がなくて、自分がよく出かけるスポットにした。
彼女はかたくなに自分の住んでいるところは教えてくれず、
よく遊ぶスポットしかわからなかった。
彼女の家からもそれほど遠くないと思われる場所だった。
しかし、提示をしてからすぐに連絡はなかった。
1週間後、このようのなメールが返ってきた。
こんにちは。すっかりお返事が遅くなってしまい、申し訳ありません😢💦週末はカフェも混んでいそうですもんね。百貨店にあるカフェでいいです。
その後も、待ち合わせについて連絡したが何も連絡がなかった。
待ち合わせ場所に行って、誰もなかったらさびしいので、
アポイントの2日前に連絡をすることに。
意外と返信はその日に返ってきた。
彼女がないと思ったのがお会計の時。
お会計をする際に財布を見せるそぶりがなかった。
お支払いを済ませた後「いいんですか」と言われたものの感謝の言葉はなかった。
いつもはお別れてして、帰宅した後、
御礼のメッセージを送っていたがやめることにした。
すると次の日、婚活サイトを開くと彼女からブロックされていた。
彼女も違和感を感じていたのかもしれない。
会う前からお互いわかっていたこと。
これからは自分の直感を信じようと思った。
もう違和感がある人と会うのはやめよう。